TRYOUT|企業支援・地域活性化・コンサルティング|北海道札幌市

企業支援・地域活性化・コンサルティング|北海道札幌市

SNS時代のコミュニケーション論

昨年度に続き、北海道信用保証協会「創業セレクトセミナー」で講演をさせていただいた。
一度した仕事で再び声がかかることは、自らの仕事に対する評価として、とても嬉しいことだ。

前回のテーマは「広報」、そして今回のテーマは「SNS」であった。キーワードは異なるが、「だれに」「なにを」「どのように」伝えるか、という本質は大きく変わらない。

SNSというのは、常に生きて変化している。今日有効だった手法が、明日には全く意味をなさなくなっていることもあり得る。だから、ツールの使い方やテクニックを覚えても、あまり大きな意味はない。SNSは、あくまで日々のコミュニケーションのひとつであって、その本質を捉えることの方が重要だ。

日々のコミュニケーションのひとつであるということは、そこに生き方や人生観が現れる。投稿にはその人の思考や言葉のクセなんかも、如実に表現される。言葉は美しいが、まったく気持ちのこもっていない投稿や、組織の後ろに隠れ一切「個」としてのメッセージが伝わらない投稿は、一発で見抜かれ、響かない。そのくらい今、僕らのSNSに対する感性は、研ぎ澄まされてきている。

SNSコミュニケーションの本質は、おそらく「接触内容の質」「接触回数」との“積”により、「信頼の厚さ」を構成している点にある。

接触内容の質 × 接触回数 = 信頼の厚さ

ex1.(接触内容の質)1×(接触回数)10=(信頼の厚さ)10
ex2.(接触内容の質)10×(接触回数)5=(信頼の厚さ)50

「接触内容の質」とは、「自らに取って好感の持てる情報」とも言い換えられる。僕は他人との距離感が近すぎると煩わしさを感じる方だが、それが自らにとって有益な情報や、微笑ましい情報だったりすると、一気に親近感に変わる。そうした情報の積み重ねが、やがて好意に変わっていく。

そしてもう一つ、人は忘れる生き物であり、時間の経過とともにこの積み重ねられた「信頼の厚さ」はだんだん薄らいでいくというのもポイントだ。

声を出さなければ、いずれ忘れられ、存在自体が認識されない。そして人がSNSに向かう時、誰もそこに「購買すること」を目的に来ていない。これらを意識して、臆せず、質の高いコミュニケーションを「ビジネスでは」求められているのではないか。

代表ブログ

著者

株式会社TRYOUT代表取締役中村 領/Ryo Nakamura
77年・札幌市生まれ。
SIer・広告ベンチャーなど民間企業勤務を経て、13年よりTRYOUTを設立・代表/中小企業診断士。
14年から中小企業庁の支援事業においてコーディネーターに就任。3年間の企業支援件数は1,000件を超える。企業とともに伴走する支援家として、地域中小企業のチャレンジを応援している。

お問い合わせ

講演依頼・相談予約・その他お問い合わせは