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15年後の未来!展示会「The Future of Us」レポート

3月に、シンガポールで開催されていた展示会「The Future of Us」に行ってきた。この展示会には、ボクらの2030年を考える上でのヒントがたくさん転がっていた。

▼植物園ガーデンズバイザベイのそばにある特設会場

http://www.thefutureofus.sg/

この展示会は、昨年12月から今年3月までの期間限定で開催。シンガポールでは昨年、建国50年を迎えたことに加え、国の礎を築いた初代首相のリー・クアンユー氏が亡くなったこともあり、次の未来をどのように描くかに注目が集まっている。そんな中で開催された、政府主催のイベント。

会場内の模様 

会場に入ると、プラネタリウムのような天球スクリーンに、映像が映しだされる。

▼360度のスクリーンに写しだされる映像

 

Theatre of Generations (Future of Us Exhibition, Singapore)

今から50年前と、2030年のシンガポールでの暮らしを対比。特に「医療」「農業」「仕事」に関して、未来像が具体的に映像で展開されていた。

天球に描かれる、これらの映像たちに圧倒だ。

このイベントでは、2030年の未来像が次のように描かれていた。

①医療

ある時、体調不良で倒れると、腕につけたスマートウォッチからバーチャル看護師が現れる。スマートウォッチでは常に体調が計測されており、 看護師が適切な応急処置を提示する。

▼スマートウォッチから飛び出すバーチャル看護師

そして同時に、周辺にいる介護・救護ボランティアに情報が通知される。

▼ボランティアに状況が通知される

通知を見て駆けつけたボランティアに、バーチャル看護師が状況を伝え、適切な処置が行われる。

▼通知を見て駆けつけるボランティア

②農業

ひとつのコミュニティの中で植物工場が営まれ、生産から加工までが行われている。各階は、ベルト駆動で農産物が上下に運ばれていく。

▼ひとつのコミュニティ内で生産を分業

▼コンベアで作物が運ばれる

 

双眼鏡を覗くと、中で作業する様子が見える。

そこでは電子掲示板で、農作物の生育状況がモニターされている。

▼プラント内には電子掲示板

③働き方

建設現場では、ホログラフィ技術を用いて現場と設計士がコミュニケーションをとっている。

▼3Dホログラフィー技術で遠隔での打ち合わせ

④教育

教育にもホログラフィーとVR技術が活用。シンガポールとイスタンブールの生徒が、あたかも同じ教室にいる中で、お互いの文化について学習していた。

▼イスタンブールとの接続

▼離れた場所にいても、シームレスなコミュニケーション

⑤エネルギー

深刻な水問題を抱えるシンガポール。下水をろ過し、上水として再利用。

また、食品残渣をバイオガスとして再利用するなど、リサイクルシステムがコミュニティの中で確立している。

▼下水(青)をろ過し、上水(緑)へ

▼食物残渣(青)からバイオガス(緑)を生成

最後に

この展示会の最後では、ひとりひとりが描く未来に向けてのアイデアを、集約して終わる。

▼ひとりひとりのメッセージをこめる電子ボード

▼ボタンを押すと、記入したメッセージがアイデアとして届けられる

狭い国土と限られた資源の中でどのように未来を描くか。誰かに任せるのではなく、ボクたちひとりひとりが未来についてアイデアを持ち、一歩ずつ進めなくてはいけないことを気づかせてくれた。

未来を明るくするのも暗くするのも、自分次第だ。

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著者

株式会社TRYOUT代表取締役中村 領/Ryo Nakamura
77年・札幌市生まれ。
SIer・広告ベンチャーなど民間企業勤務を経て、13年よりTRYOUTを設立・代表/中小企業診断士。
14年から中小企業庁の支援事業においてコーディネーターに就任。3年間の企業支援件数は1,000件を超える。企業とともに伴走する支援家として、地域中小企業のチャレンジを応援している。

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