TRYOUT|企業支援・地域活性化・コンサルティング|北海道札幌市

企業支援・地域活性化・コンサルティング|北海道札幌市

「起業」の解釈に対するギャップ

土曜日は、北海道女性起業家支援ネットワークが主催するフォーラムに、パネリストとして登壇させていただいた。

ディスカッションのテーマは、今の女性起業の環境における課題。

北海道が、女性が起業しやすい地域となるために、必要な支援や環境のあり方について問われたものだった。

僕は普段、男性・女性の違いを意識して支援することはないが、「起業」という言葉、そして「支援」という言葉の解釈にギャップが生じている点を挙げた。

フォーラムのタイトルには「ワタシらしく起業する」とあったが、そのワタシらしさがおそらく関係者間で共有できていない。

起業家の中には、サイズは価値提供の大きさである、と活動を拡大していく方もいる。あるいは、時間に制約がある中で、小さくても好きな仕事をしたい、という価値観で起業する方もいる。

起業というものが、このように多様化する一方で、支援者は、起業とはこうあるべきという固定観念から抜けられない面があるのではないか。

本来「支援」とは、起業を目指す方が「なにかやりたいこと」があって、あるいは「アイデアの種」があって、それを磨き上げたり全ての可能性を否定せずに見出すのが、本当の姿であると思う。しかし「起業の定義」があいまいなまま支援に移るため、相談者と支援者間でギャップが生じている。

挑戦者あっての支援者である以上、支援サイドは自分たちの支援方針やスタイルを明確にして発信すべきだし、自身で対応できなければヨコの連携を通してでも、なんとか実現の可能性を高めるのが本当の支援だろう。

相談者も、人生観・価値観・ライフスタイルなどをひっくるめて共有しなければ、僕らも本当の意味での支援につながらないので、ぜひいろいろ腹を割って話を聞かせてほしい。

わずか3分ほどの短い時間だったが、こうした主旨の話をさせてもらった。

言うは易く行うは難しだが、自分で発言しながらも、改めて自分の考えを整理し確認する場となった。少しでも、挑戦者があきらめずに済む環境づくりにつながると、うれしく思う。

代表ブログ

著者

株式会社TRYOUT代表取締役中村 領/Ryo Nakamura
77年・札幌市生まれ。
SIer・広告ベンチャーなど民間企業勤務を経て、13年よりTRYOUTを設立・代表/中小企業診断士。
14年から中小企業庁の支援事業においてコーディネーターに就任。3年間の企業支援件数は1,000件を超える。企業とともに伴走する支援家として、地域中小企業のチャレンジを応援している。

お問い合わせ

講演依頼・相談予約・その他お問い合わせは