TRYOUT|企業支援・地域活性化・コンサルティング|北海道札幌市

企業支援・地域活性化・コンサルティング|北海道札幌市

「北海道ブランド」に依存し過ぎると、北海道とともに沈没する

(株)ブランド総研の「地域ブランド調査」によると、北海道の魅力度は、調査開始以来、7年連続一位。素晴らしいことだ。
ただし、魅力度は下降傾向にある。「とても魅力的」と応えた方が35.6%と、2011年に比べ3割減。

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確かに北海道には、魅力的な自然や独自資源がたくさんある。ただ、北海道ブランドに依存し過ぎた商品は、北海道の魅力度低下とともに、沈没して行きかねない。もう少しだけ、真面目にマーケティングしてみることをお勧めする。

北海道アンテナショップを見て思うこと

北海道は、日本の食料基地と言われるほど、農林水産物に恵まれている。そして、この豊富な原材料を活かし、付加価値をつけて販売したいというビジネスチャレンジャーがたくさん存在している。そうした方々が、僕のところにも、毎日のように相談に来る。

最近、北海道のアンテナショップを複数回ってきた。

 

過去記事↓
どさんこプラザ(有楽町・池袋)では、今これが売れている

アンテナショップの客層は、ここに「北海道らしさ」を求めに来ている。北海道らしさとは、①素材が良いこと、そしてなにより割安感があること。これが、売れている商品や、現地を見てきた僕の感想。

北海道は「食」が評価されている?

北海道の基幹産業は「食」だと言われます。ただ、アンテナショップを見る限り、北海道が評価されているのは「食」ではない。「価格の割に品質の良い食」が評価されている。

しつこく言うと、アンテナショップで求められているのは、素材が良くて「割安感」がある商品。高くて品質の良い商品は、ここで売るのに適していない。

アンテナショップ店内は売場が戦場である

 アンテナショップの中には、当然北海道産のものしか置かれていない。したがって、その中で戦っている限りは、他の商品と比べて「北海道産」ということが一切売りにならない。そこにある全てが北海道産なのだから。

 そうしたことを意識せずに、安易にアンテナショップや北海道物産展に出品し、「北海道ブランド」だけで勝負している商品が多いように感じる。

アンテナショップに出しても売れない、物産展に出ても売れない、という方。それは品物が悪いのではなく、売場や売り方が間違っているケースがほとんど。

本当にその商品に適した売場や売り方はないだろうか?もう少し真面目にマーケティングすると、簡単に売れるものがいっぱいある。

著者

株式会社TRYOUT代表取締役中村 領/Ryo Nakamura
77年・札幌市生まれ。
SIer・広告ベンチャーなど民間企業勤務を経て、13年よりTRYOUTを設立・代表/中小企業診断士。
14年から中小企業庁の支援事業においてコーディネーターに就任。3年間の企業支援件数は1,000件を超える。企業とともに伴走する支援家として、地域中小企業のチャレンジを応援している。

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